死がふたりを分かつまで

「あなたの一番好きな食べ物は何ですか?」
「えーと、そうですね・・焼き肉ですかね」
「では私がこれから一生あなたに焼き肉を無料で奢り続けるとしたら話に乗りますか?」
「え?!勿論です!」
「でも一つだけ条件があります。あなたは本日以降死ぬまで焼肉以外のものを食べてはいけません。
もし焼肉以外のものを食べているのを発見したら即それまで奢ってきた金額を3倍にして返してもらいます」
「え~そんなの絶対に無理じゃないですか?じゃあいいですよ~」

 

食べ物の話に置き換えたら絶対に無理だとすぐに理解できるのに人は何故か結婚する。
キリスト教徒でもないのに教会で式を挙げる人もいるが神父(牧師)に向かって「・・死が二人を分かつまで」と永遠の愛を誓うのだ。
その後の二人がどうなるか?

お察しの通り1/3が離婚する。
神の前で堂々と誓いながら神との契約を破るのである。
経済的・社会的理由の為、愛情がもはや1mmたりとも残ってないにも関わらず婚姻関係を継続しているカップルを含めれば破綻関係の数はもっと多いだろう。

 

実際のところ一生焼肉しか食べません!と誓いながら寿司やラーメン、ピザに唐揚げと食い散らかしてる人間は多い。
夫だけでなく妻の方もつまみ食いしているケースも珍しくない。
お互い子供の為に同居しているだけで愛情の対象ではない。だから子供が巣立てば一緒にいる理由はない。

そもそも人生80年時代に焼肉だけを愛し続けよという方が無理なのである。
仮に20歳で結婚して80歳まで生きるとしたら60年。
60年間焼肉だけを食べ続けられますか?
無理ですよね?なのにどうして永遠の愛なんか誓う?

 

それと「ずっと同じ相手」という問題だけじゃなくその相手が「最適の相手」か?という問題もある。
仮に20歳で結婚するとして、それまでに出会ったパートナー候補の人数とそれ以降に出会える人数を比較したら絶対に未来に出会う人の中に最適なパートナーがいる可能性の方が高い。
この辺は「秘書問題」と同じで確率論的には最初の候補はスルーしたほうが良い。
大抵の場合「こちらのほうが良かったのに・・」と後悔することになる。

そろそろ昨今の不倫をさも殺人鬼のように責め立てる風潮がいかに馬鹿げてるかお分かり頂けるであろう。
「焼肉しか食べないと言ったのに!寿司を食べてるじゃないか!人でなしだ!抹殺しろ!」
批判する方の知能が知れるようである。


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